詩吟とは
漢詩、和歌、短歌等の詩文を朗読し言葉の後にメロディー(節調)を加えて聞き手に詩情を伝える日本固有の伝統芸道です。
詩吟の歴史
詩の朗読が始められたのは七世紀頃とも言われていますが、幕末、明治初期の藩校や私塾で漢詩を読む際に独特の節を付けたことが直接のルーツだとする説が有力です。その後、色々な流派に分れ、広く伝わり多くの人に親しまれて参りました。 昭和十年には「第一回全国詩吟大会」が横浜で開催されています。
詩吟の発展
元々は無伴奏でしたが琴や尺八の伴奏を付ける様になり、今では録音された伴奏を使用する事が多くなっています。マイクの使用。歌と吟を組み合わせた歌謡吟詠の出現。色々な楽器とのコラボレーション等。詩吟は伝統を守りつつ、新しい風も受け入れて発展を続けています。
詩吟の流派
全国に数多くの流派がありその数、数百とも言われています。 当会、清心吟詠会は水真流という流派です。水真流の吟風は「水の流れの如く自然に流れる様に」です。
清心吟詠会の紹介
会主森岡恵山が会を立ち上げて三十年余りになります。 広島県広島市内に十三の教室があり会員数は百人余りです。 最大の特徴は六才から九十三才までの幅広い年齢層の会員がいることでしょう。明るく楽しくそして真摯に稽古に取り組んでおります。 結果として様々なコンテストにおいても高い評価を得ており、数多くの優秀者が育っております。 また、平成二十九年創立三十周年を機に森岡盟山が後を引き継ぎ、会長に就任いたしました。新しい時代に向けて新体制でスタートをきった所です。
詩吟のすすめ
腹式呼吸で呼吸器、体幹が鍛えられ健康維持に役立ちます。実際、詩吟をやっておられる方は総じて健康長寿でいらっしゃいます。 また、腹から大きな声を出しますのでストレス解消になり、スカッとします。 それから、たくさんの名詩に出会い歴史と文化の深い理解につながります。 礼節を重んじ人前に立つ事で自信も付き青少年の育成の場としても役立ちます。 何より、たくさんの仲間との出会いがあり、明るく楽しく活気ある人生となります。
是非ご一緒に詩吟を楽しみましょう。
いつでも見学にいらっしゃってください。お待ちいたしております。